概要
それまでの刑事ドラマはどちらかといえば事件中心のものであり、刑事たちの人間模様を主にした刑事ドラマはこれが初めてであった。また、デカ、ホシ、サツなどといった警察用語を広めた。また「走る」刑事ドラマとしても有名で、勝野洋、宮内淳が走った延距離は地球半周分とも言われる。当初は「青春アクションドラマ、職業は刑事」とされて「刑事ドラマ」としての色は薄かった。そのため警察的なリアリティ描写は一貫して排除された。当初の構想では、主人公・マカロニ刑事こと早見淳の成長物語として展開していく予定であった。しかし、早見役の萩原健一が降板を希望したため、「死にたい」という萩原本人の申し出を製作側が受け入れ、殉職という形で姿を消す。これに端を発し、新人や無名に近い俳優を主演の新人刑事として出演させてその人間的に成長する姿を描き、やがて彼らが殉職することで番組を卒業していくというパターンが定着した。その流れの中で松田優作、勝野洋、渡辺徹 (俳優)|渡辺徹、といったスターが生み出された。やがて、番組の路線が安定してくると、山下真司、又野誠治など殉職以外の道を歩む新人刑事も登場する一方、沖雅也、三田村邦彦、世良公則など芸能界で実績のある俳優が起用されるケースも出てきた。また、シリーズを通しての主役とも言える石原裕次郎や、露口茂、下川辰平、竜雷太、小野寺昭ら、ベテランおよび中堅のメンバーも、新人刑事たちを見守りながらそれぞれの魅力あるドラマを生み出していた。レギュラー出演者のスケジュール調整には大変力が入れられ、14年間に渡るシリーズにおいてレギュラー刑事が一部例外を除いてほぼ毎回全員出演している。