小説
1931年、文藝春秋 (出版社)|文藝春秋発行の「オール讀物|文藝春秋オール讀物号」創刊号に銭形平次を主人公にした「金色の処女」が掲載された。これが『銭形平次捕物控』の第1作目となり、以降第二次世界大戦を挟んで1957年までの26年間、長編・短編あわせて383編が発表された。作者の野村胡堂は、文藝春秋から「岡本綺堂の半七捕物帳のようなものを」と依頼され、構想を練った。そのとき、たまたま建設現場で見かけた銭高組の看板と社章から「銭形」の名前と投げ銭を思いついたという。また、『水滸伝』に登場する没羽箭張清が投石を得意にしていたというエピソードも、投げ銭のヒントとなったという株式会社 銭高組「『銭形平次』誕生秘話」。2005年7月現在、嶋中書店から「嶋中文庫 銭形平次捕物控シリーズ」が刊行中である。