舞台となった時代
物語の方向性が定まったエピソード「刺客街道」の記述によると、拝一族が姿を消したのが明暦年間、柳生一族の断絶がお代替わりの天和 (日本)|天和元年とあるので、明暦・万治・寛文といった、4代将軍徳川家綱の時代であると考えるのが無理が少ないと思われる。「咫尺の地」に明暦の大火と思われる記述、柳生封廻状の癸卯の記述もそれに符合する。
だが、中には100年以上後の時代の明和7年に没した首斬り朝・山田朝継|山田朝右衛門吉継が登場するエピソードもあり、矛盾が多いので、正確に特定するのは不可能であろう。
また「残菊の宿」には存在しない明暦5年の記述があったりするので、この物語が実際の歴史とは重ならないパラレルワールドであると見ることも可能である。