キャスト
: 詩やミュージカルが好きで、子供に優しく、ちょっと妄想癖のある普通の主婦。しかし夫のたかしが仕事を辞め、マンションのローンなど家計のやりくりに気を使いすぎた結果、お守りとして飾っていた旧千円札の中の夏目漱石が乗り移ってしまう。漱石とは正反対で歌が上手く、学生時代に「レ・ミゼラブル」の三次審査まで残ったことがある。
: レコード会社に勤めていたが、ミュージカルの曲が作りたいという夢を追いかけるため退職。しかし一緒に辞めるはずだった会社の先輩に裏切られ、結局実家に引越し、郵便局員として就職することに。漱石の乗り移ったみどり(以下「漱石」と略)に終始気をつかっている。漱石から「赤パジャマ」と呼ばれている。このドラマの唯一のツッコミ役。
: みどりとたかしの長女。純粋で心優しい娘だが、家族の劇的な変化につい反抗的な態度を取ってしまうことも。特にたかしに対してきつく当たることが多い。清水圭の大ファンで、ファンレターの返事をみどりたちはボーイフレンドからのラブレターと勘違いした。
:みどりとたかしの長男。お母さん思いの優しい息子で、漱石も最初は「バカヅラ」と思っていたが、次第に情が移ってしまった。じゅんも漱石の乗り移ったお母さんを変わらずに慕っている。すみれ先生からは優秀だと高く評価されている。
: ちよこが営む古本屋・やな書房の向かいでクリーニング屋「やすこちゃん」を経営。しかし家事はすべて夫のひろし任せで、しょっちゅう矢名家に入り浸っている。スナック「ふきでもの」で近所の不良主婦と毎晩酒盛りしている。漱石からは「なまはげ」と呼ばれている。
: 喫茶店「ジャンバルジャン」の店長。みどりとたかしが学生時代に所属していたミュージカル研究会のOBで二人の先輩。かなりハイテンションな暑苦しい性格でしょっちゅう学生時代のミュージカルを店内で演じる。みどりに漱石が取り憑いていることを信じずに「病気」と表現する。バツイチ。
: やすこの夫。かつては近所でも有名なヤンキーだったが、今はすっかり丸くなり、家事全般をまかせられている。家庭の裏ワザを相当持っており、漱石に驚かれる。勃起不全|EDだったが漱石のおかげで治り、最終回には「週1」だと明かす。当初、漱石からは「でっち」と呼ばれていた。
: ジャンバルジャンの店員でいつもアキバ系のメイド服を着ている。「まだまだつぼみのつぼみです」が口癖。髪型は毎回変わる。よく矢名家の人々にきついことを言われ、「マスタ〜」といって泣きつく。みどりとたかしが在籍していたミュージカル研究会の現役部員。のちに店をやめ、キャバクラで働くが、ゆきおが常連客としてつきまとう。
: じゅんの小学校の担任。じゅんの作文に「まあまあです」という評価を与えて漱石を激怒させた。最初は漱石から「美しいが化粧が濃い」と思われていたが、やがて漱石に惚れられてしまう。
: まゆみの彼氏。まゆみが清水圭に出したファンレターの返事を、みどり達がコウジからのラブレターだと勘違いしたことがきっかけで、以来矢名家の人々からはいつも「清水君」と名前を間違われる。たかしからはなにかと文句を言われている。一度まゆみを襲おうとしたため、ちよこに「おう! 強姦魔!」と呼ばれた。
: 週刊誌「女性タブン」の編集者。漱石が投稿した文章に注目し、漱石の編集者を自ら買って出た。やがて漱石著の「吾輩は主婦である」の連載担当となる。
: デビュー作「キャミソール」が芥川賞を受賞し、100万部を超える大ヒットを記録した人気作家。ペンネームは夜しずか(よる しずか)。みどりたちのマンションを買おうとする途中で漱石に喝を入れられ、漱石の書生になる。風貌は本作の脚本家である宮藤官九郎そっくりで、「本人か?」と疑った視聴者も少なくなかった。
:※ 演出家の遊び心(アドリブ)で宮藤自身もTVを見て驚いたとのこと。
: 週刊誌「女性タブン」の編集者。ジャンバルジャンで出会った漱石が小説を売り込むが、酷評し、漱石に殴られる(その前も漱石のことを「ただの流行作家」と酷評し、やはり殴られていた)。のち、漱石著「吾輩は主婦である」が単行本として出版された際、それを紹介する雑誌の記者として再登場。
: たかしの妹。18歳で家を出たきり音信不通となるが、15年ぶりに矢名家に舞い戻ってくる。かなり子供っぽい性格で、男と出会っては別れるすさんだ生活を繰り返してきた。娘が二人いるが親としての責任感がなく、漱石に叱られる。
:ももえの夫。ももえの連れ子が自分になつくように努力していたところ、自分を見て欲しいももえにやな家へと逃げられる。しかし漱石の説教でももえは改心、復縁したため、やがてやな書房に一家で住むことに。もともとローソンの店長だったが、たかしが郵便局を辞めた後は、後任として郵便配達をしている。基本的に地味で、あまり名前を呼ばれない。
: ゆきおの元妻。ジャンバルジャンでのミュージカル「つぼみが花咲くとき」のラストシーンで熱唱するも、歌詞の内容に反してヨリは戻さず。26話と35話のみ登場。
: CMの助監督。たまたま通りかかった漱石を普通の主婦だと思ってスカウトし、家庭用洗剤「ファミリーツルット」のCMに出演させる。「ちょっといいスかぁ?」「さーせーん(すいません)」などというバカっぽい口調で、スタッフから「バカ島」と呼ばれている。段取りが悪く、撮影現場に場慣れした漱石からも「バカ島! 早くカチンコ入れろ!」と怒られる始末。
: ミュージカル演出家。新人に手をつけたことがきっかけで転職するが、あるハプニングがきっかけでミュージカルの仕事に戻る。役名は、宮藤の脚本によるドラマ『マンハッタンラブストーリー』で尾美本人が演じた井堀真彦(愛称:イボリー)というキャラクターのもじり。
: たかしが働く郵便局の局長。ちよこが勝手に送った履歴書を受け取り、強引にたかしの採用を決めた。週刊誌の袋とじが好き。
: ちよこの亡夫の友人。ある日、矢名家を訪ね、それ以来ちよこの様子が一変。ちよこは陰で「角煮」と呼んでいる。
: みどりの実父。外交官としてイギリス大使館に勤務。みどりを連れ戻しに来日する。
: 「吾輩は猫である」を連載中の37歳の漱石。自分のことを「吾輩」と呼び、かなり横柄な性格をしている。現代文明にいちいち驚き、自分の小説がすでに出版されていることを知って愕然としてしまう。しかし現代人との生活を経て主婦として生きることを決意し、文豪の目線で主婦の生態を描く小説・「吾輩は主婦である」を執筆する。甘いものに目がなく、よく釣られる。
:※ ちなみに、漱石の妄想シーンに出てくる若き日の夏目漱石を、TBSアナウンサーの安住紳一郎が演じている(脚本上の役名は「超二枚目」)。
:※ なお、最終回では本田博太郎が、墓地(雑司ヶ谷霊園)の管理人として出演
: たかしの母親。都内の商店街(早稲田周辺にある架空の商店街)で古書店を営む。夫は郵便局に勤めていたが、すでに亡くなっている。かなり天然な性格で、みどりに漱石が乗り移ってもあまり緊張感がなく、たかしによく注意される。韓流スターのペ・ヤングンの大ファン。色々なことにすぐ感動するため、漱石から「泣き女」と呼ばれている。みどりと仲が良く、「文学嫁!」「嫁詩人!」「歌嫁!」「嫁1グランプリ!」など、よく持ち上げる。