劇画
さいとう・たかを作画・久保田千太郎の脚色による劇画逝去により「コミック乱」2008年5月号掲載分が久保田千太郎による脚色最後の作品となった。。リイド社、株式会社文藝春秋|文藝春秋より単行本が発行されている。ほとんどが原作に忠実であるが、その中には〔盗賊婚礼〕のように、原作と大きく異なる作品もある(2代目傘山の弥兵衛が本格の盗賊ではない、鳴海の繁蔵と瓢箪屋勘助が同一人物である、など)。また柔かい印象を与える原作の描写とは異なり、平蔵の容姿がかなり逞しいものになっている。さいとうの代表作である『ゴルゴ13』とは、主人公が他を寄せ付けぬ強者であり、その名を知る者からは恐れられているという点が共通している。一方で平蔵が正義感に厚く組織の長であるのに対し、ゴルゴ13 (架空の人物)|ゴルゴは情や主義に囚われずほぼ単独行動と、両者が正反対の立場にあるのは興味深い。