出演
主要人物
: 前オーナー時代のベル・エキップで働いていた経験を持つ、伝説のギャルソン。禄郎に懇願されて戻るまでは、給食センターで働いていた。かつての活気に満ちたベル・エキップを取り戻すべく、表面上分からぬよう様々な改革案を実行に移していく。
: 復帰した当初は、「腰は低いくせに、やることは押しが強い」と言われ、従業員たちに嫌われていた。思慮深く明晰ではあるが、ギャルソンに関係のない知識については、世間知らずな一面もある(ヨーロッパ連合|EUについて知らなかった、恋愛に関する女性の心理に疎いなど)。好きなお菓子はモンブラン。好きな曲はつのだ☆ひろの「メリージェーン」。星座は双子座。
: 前オーナーの愛人の息子。範朝とは腹違いの弟。遺言で突然パトロンになる。人のいい事が取り柄のような人物。かつてはサラリーマン(経理)だった。その能力を活かし、従業員のクビを切らずにコスト削減を達成する。ちなみに『古畑任三郎|古畑任三郎(第2シリーズ)』(第24回)に出てくる華道家の二葉鳳翆(山口智子)とは知人であるらしく、彼女の楽屋に花を送っていた。他人の色恋沙汰に鈍感で、政子と範朝が付き合っているのに気が付かずに政子を好きになっていた。癖は考え事をするときに唇をいじる事、趣味は電動玩具集めで、兄である範朝も同じ癖と趣味を持つ。たった一人の身内である兄・範朝の事は大事に思っている。
: 新潟県出身。前オーナーが病気になった時にスー・シェフとして雇われ、前オーナーの死後そのまま昇格した。特にやる気はなかったが、以前パリに住み、客として3年通い続けた"L'Ambroisie"の「サーモンの臓物パイ」の味を見事に再現したその潜在能力に気づいた千石が、彼女の眠っていた才能を開花させていく。後日、EU代表の口利きで、有名店「マール・オ・ヴュペール」に引き抜かれそうになる。千石が戻って来た当初はタバコを吸っていたが、千石が一旦店を去る頃には、料理人として舌が台無しになるという理由で禁煙している。橋幸夫(ただし若い頃に限られる)の大ファンで、いつもCDウォークマンで彼のリズム歌謡を聴いている。時々フランス語を使うが、基本的には「日本人にしか通じないフランス語」といわれる。
: 28歳、獅子座のAB型。範朝の行きつけのクラブのホステスだったのを範朝が引き抜いた。範朝の愛人だったが関係が悪化、別れ話がこじれて自棄になり、店を辞めるつもりで、ワイン蔵にあったボルドーワイン#メドックの第1級格付けワイン|シャトー・ラトゥール、オーブリオン、ブルゴーニュ・ワイン#ブルゴーニュの有名なワイン|ロマネ・コンティを飲み、3カ月間タダ働きになる。その後復縁しマダムに。はじめのうちはしずかと険悪な関係であったが、2人が梶原のフィアンセとして紹介されたり(梶原の見栄による)、日本とEUとの食事会でのしずかの作った料理に対する両代表の態度に政子が激怒し叱りつけたことなどがきっかけで良好な関係に。また、その件がきっかけで、フランスの雑誌"LE TEMPS"の表紙に「ヨーロッパ経済を救った女」というタイトルで写真が掲載された。本人曰く「愛人顔」。
: 大学を8年かけて卒業後、卒論の盗作がバレて退学(除籍)処分に。歌手デビューしレコード(「下り坂」 B面「無縁仏」)を出すが、312枚しか売れず、オーナーシェフだった父親から引き継いだ店はすぐに傾かせ、挙句いかがわしいビジネスに店の金までつぎ込もうとする。時々やる気を見せるが、あまり役に立ったことはなく、むしろ周囲にとって迷惑な結果になってしまうことが多い。ナレーションによると決して「いい男」ではないが、小動物を愛し、ペットのひよこにアリサという名前をつけて可愛がっている(これは脚本の三谷が観月ありさが大好きな為、自分で名付けた)。離婚した妻との間には実朝(さねとも)という息子(本編には登場せず)がいる。政子とはなんだかんだで愛人関係を続けている。大学で中国語を選択していたため、簡単な中国語(北京語ではなくなぜか広東語)で挨拶ができる。
: 後年放送された「今泉慎太郎」のアバンタイトルで、今泉の宝物として福岡銘菓「ひよこ」が登場し、名前を「ありさ」と紹介する場面がある。小さなファンサービスといえよう。
: 山形県尾花沢市出身。千葉県千葉市在住で本籍は千葉県。1947年8月1日生まれ。暇さえあれば女の話ばかりしている、スケベで役に立たないおじさん。前オーナーが亡くなった時に店を託されたと言っているが、実はその時水ぼうそうにかかり自宅で寝ていた。一応特技は手品。元妻と息子が店を訪ねて来た時(第6話)や雑誌の取材を受けた時(第10話)は、「総支配人」を名乗った。口癖のように使われている「かじわら、じゃなくて、かじはら」は同作品で稲毛役を演じた梶原善の名前の読み方から採ったものと思われる。終盤で千石が失踪したときは、年長者として弱気になった店員たちをまとめ、鼓舞した。
: 平凡であるがゆえに自信を持てずにいるデザート担当。しずかに惚れているが、2度告白してともに振られた。最初に振られた時は店を2週間休み、サティヤ・サイ・ババ|サイババに会うためインドに行っていた。自信を持てないでいたところに千石にパティシエとしての腕を酷評された時は、動揺のあまり「GOOD BYE」を「GOOD BE」とケーキに誤って書いてワイン倉庫に隠れていた。その後、千石を見返したい一心で修行し「フルーツのグラタン」を開発、千石に認められ号泣する。乙女座。
: 山梨県甲府市出身。東京都杉並区在住。1958年11月10日生まれ。自分のソムリエとしての能力に自信を持っており、他の従業員とは一線を画したがる。特技は小粋なパーティージョーク。第11回国際ソムリエコンテストで"最優秀残念賞"を獲得。ワインについては勉強熱心だが自分の好みを客に押し付けたがる傾向がある。店のコーラス部の練習で、ひどい音痴であることが発覚した。仕事を放棄してワイン蔵にこもる禄郎・稲毛に対し、「仕事に対する意識が低すぎる」と叱りつけた。後に、ソムリエも兼任するようになる。
: 8歳の時に父親が捕鯨に出たまま帰らぬ人となり、その後母親と2人暮らし、と面談の際に称していたが真偽は不明。学生時代はコーラス部だったため、店のコーラス部では指揮を務める。結構面倒見が良く、ウエイターとしては敏捷な動きを見せる。同じ食堂係であるため梶原と一緒にいることが多いが、彼のスケベ話には少しうんざり気味。
: 30歳、乙女座のB型。料理人になった理由は「美味いものが好きなので、美味いものに囲まれていたいから」。調理学校卒。前オーナーが倒れた後、しずか一人では大変という理由で急遽入った。店の残り物を食べたため、店に入ってわずか半年で12kgも太った。しずかをめぐって稲毛をライバル視している。稲毛に「メガネトド」と陰口を言われていた。何かあるとすぐにメモ帳に書き留めるメモ魔で、本人曰く「この店の人間関係は、全てここに書いてある」とのこと。ストレスがたまるとトランス状態になる。眠くなると全身がかゆくなるという特異体質。しずかの「びっくりムース」をまねて「もっこりムース」なるものを開発したが、試食したしずかに「あと10年頑張ってみよう」と突き放される。
: 栃木県栃木市出身。東京都保谷市(放送当時。現在の西東京市)在住。1972年4月15日生まれ。陶器を作っていた父親の影響で、皿洗い好きになる。いつも地味に真面目に皿洗いをこなすが、かなりの頻度で皿を割っている。目標は「一流のプロンジュールになること」。当番で賄い(まかない)を作ったときには、範朝に「なかなか美味いじゃないか」と誉められた。
: フランス人。東京都台東区浅草橋在住。1971年1月21日生まれ。道端のアクセサリー売りだったが、範朝の「一人ぐらいフランス人がいた方が箔が付く」という単純な考えで雇われた。千石が来る前は、用もないのに店内を歩かされていた時期もあった。日本語はあまり分からないが、たまに「ガッテン ショウチノスケ」、「ゴメンナスッテ」など変な日本語を教えられて使う。食材係の仕事は好きらしい。ギターが得意。
: 禄郎、範朝の父。千石とは大親友で、昔二人でフランスに修行に行き、帰国してフランス料理店「ベル・エキップ」のオーナー兼シェフとなった。天才的料理人でもあったが、天才であるがゆえに我侭で自分の言いなりにならない従業員を解雇し、千石が一旦店を離れる原因を作る事になった。範朝に店を任せた事を悔やみながら病死。遺言で愛人に生ませたもう一人の息子である禄郎に店を継がせる。
: どんなシリアスな回であっても、ほのぼのした口調のナレーションは、番組を象徴するものだった。怪しげな名言の紹介から始まり「それはまた、別の話」と締めくくるナレーションが特徴であった。(最終回のみ、締めのせりふは松本幸四郎がつぶやく)